ギャップイヤー・プラットフォーム(GP)第2回担い手会議 議事録

2012年9月27@東京都新宿区 NICE全国事務局)

<出席者>

宇梶朋子           特活)ICYE Japan(国際文化青年交換連盟日本委員会)  事務局長

開澤真一郎        特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)    代表

砂田薫              JGAP(日本ギャップイヤー推進機構協会)            代表理事

辻陽一郎           特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)    広報部長

長瀬慎治           UNV(国連ボランティア)              東京事務所 駐在調整官

山口紗矢佳        特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター)  グループワークキャンプ事業部部長

山代真希           特活)ICYE Japan(国際文化青年交換連盟日本委員会)  事務局
その他              省庁関係者 

<1.最近の動きの共有>

<2.ギャップイヤーのあり方について>

 

(事前に提示した、論点整理表)

 

1)ギャップイヤーの意義・目的

1-1:各ステイクホルダー(本人・高校・大学・企業・政府・受入先・他)にとってのニーズ

1-2:各ステイクホルダーや社会全体に対して、期待される成果

1-3:各ステイクホルダーにとっての、リスク・困難・限界・必要とされる支援

1-4:選択制か義務制か?

1-5:活動時の身分は?

 

2)活動プログラムの内容

2-1:望ましい活動は?(海外?ボランティア?何でもいい?)

2-2:各種活動の中で望ましいものは?

2-3:募集・説明相談応募・選考準備活動終了後の各段階での

   望ましい形、必要なサポートなど。

 

3)期間中の活動への評価

3-1:終了後に入る大学・企業で評価はすべきか?どうすべきか?

3-2:就職時に評価はどうすべきか?(入学前の活動に対して)

3-3:受入先や社会全体に対する貢献の、目標設定と評価は?

 

4)活動への支援

4-1:経済的支援をすべきか?誰に、何に、どうすべきか?

4-2:経済的支援や相談の他に、どのような支援をすべきか?

 

5)実施・推進体制

5-1:プラットフォームの望ましい形は?(機能・組織・分担・連携など)

5-2:認定制度・機関を作るべきか?

●GYの意義・目的

・今仮にギャップが起こると、どのようなことが起こるか。
 高卒者の54パーセントが進学(大学・短大。10数年前は3割程)する以上、たくさんの学生が対象となるのだから、もっと社会の側が準備を担うべき。
 グローバルな人材を育成したいという企業側の要望に対して、「ゆったりと自分を見つめる」方向が
GY
 ゆとり教育の反省を生かした、GYの活かし方を考える必要がある。

 

●GYの現状

大学や法人の制度に関して

・入学させておいて、ギャップを設ける手法
・企業の側がギャップを設ける機会も増えている(矢崎総業)
JICAの社会人枠を中小企業が使いやすいように対応(21年に、など)、また、行き先の指定も可能になった。
・留職の専門NPOもできた。「クロスフィールズ」(企業からNPOへ派遣)。

 

学生個人に関して

・どこまで個人の選択に自由性を持たせるか。
・大学の入学延期制度、セーフティネットがあったから安心して来られた学生の例。
・意欲のある人を許容する仕組みをしっかり作るという意見。
・現時点で日本の大学に入学延期制度はない。一旦入ると休学しかない。

 

就職に関して

・入社の話では、3年程度は新卒扱いにならないかという議題も。
・新入社員教育、一体感作り。同期のネットワーク。通年採用はやっていかないと機会損失になるという意識。
 いつ入社されてもよい、あらかじめ計画できないズレは企業にとっては対応しかねる。

 

受入地域へのメリット

・耕作放棄地、海外の若者を必要としている場。地域社会が抱えている課題に取り組んでいくという観点は、まだ薄いような感触。
 本人の成長のみを目的にしてしまうと、本末転倒になるのでは。

 

考えられる過ごし方

・アルバイトは有り?無し?仕事をして、怒鳴られるという経験を得ることには意味がある。
 ギャップイヤー中のボランティアはボランティアじゃなくて人材育成だ。現地には貢献しない、という議論はまた別問題。

・「半年はアルバイト、半年にGYを利用するのはどうでしょうか」というイギリスの若者の問いかけに対して、
 GYカウンセラーは「アルバイトだけで終わらせるのはもったいない、他のプログラムも併用すべし」

 

●GY期間中の活動への評価

GYそのものの評価は難しいのでは。
・大学がGYを導入するのでも、企業がGYを導入するのではなく、学生が意欲を持って取り組む上での社会的許容がGYであるという定義がしっくりきた。
・ストレートで入って、ストレートで出て、人生終わるかと言ったらそうでない。非連続をあえて作るような社会を目指すべき。
・大学を出る年齢、海外は25歳平均。日本は22歳。世界に比べて3年の差があること、ストレートが最も良いという潜在意識を根底から見直す必要あり。
・休学との違い、それはGYがまさに分断であること。日本は過渡期の問題。

・社会的潮流、価値観ができてくるといい。「自己選択」は忘れたくない。
・評価する側のニーズによって、項目を設定してもよいのでは(単位認定など)
・「この2年間、どういう時間だったの?」「なぜこのような動機をもったの?」面接官はWHYを聞きたい。
GY大賞を企画しては。(順位をつけるということに真意はないが)
・これからは事例集積の必要も。これまでの研究はGY経験の有無間のみ。

 

<3.プラットフォームの今後>

プラットフォームの名称について

・『ギャップイヤー・プラットフォーム(GY)』で決定。
 目指すところは「どのようなGYが求められるのか」の集約、連絡会議の成果物としてGY白書のようなものができれば。
 企業側の課題意識の観点も取り込んでいく。理念、提言、事例も混ぜつつ。

 

今後の予定

定期会合

1025日(木):「白書」づくり
1129日(木):産官学民各ステークホルダーに対しての、包括的提言づくり
1220日(木):プラットフォームのあり方、認定制度(何を認定するのか、奨学金など) 

イベント

推進キャラバン:5月頃?

ギャップイヤー大賞:来春?

以上