日本ギャップイヤー・プラットフォーム(GP) 第1回担い手会議 議事録
(2012年8月16日@東京都新宿区のNICE全国事務局)
<出席者>
池田誠
財)HIF(北海道国際交流センター)
事務局長
開澤真一郎 特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター) 代表
砂田薫
JGAP(日本ギャップイヤー推進機構協会) 代表理事
辻陽一郎 特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター) 広報部長
長瀬慎治
UNV(国連ボランティア) 東京事務所 駐在調整官
山口紗矢佳 特活)NICE(日本国際ワークキャンプセンター) グループワークキャンプ事業部部長
その他 省庁関係者
<どのように成果を測定するか>
・成果を計る共通の指標(モデルフォーム)をGPで作るか?
・個人に対しての評価に視点が行きがちだが、地域社会に対してのインパクトも考慮の対象にする。
<産官学民連携について>
・学長の権限で入学時期を設定/ギャップイヤーで数学力が落ちるという意見もある。
・大学への進学が決定した高校三年生への待遇として、卒業前制度を検討中(京都・私学)
・ギャップイヤーを“休学をして臨む”のは日本特有の考え方。
・イギリスのギャップイヤー保険は40歳まで適応。あるいは、リタイヤしても(高校~大学、大学~就職、転職中)
・日本再生戦略:「ギャップイヤーの再生」「グローバル人材」という表記が
キャリア形成に重要であると捉えられている。
・GLAC(グラック:Global Activity of Japanese)参加者への総括方法。
学生が海外で働く経験を重ねる際、自信の体験を言語化するプロセスを非常に大切に扱っている
・海外経験者(協力隊など)が経験を活かせる場づくりは、
行ったはいいが、就職先が決まらないという若者。人材育成としてどう理解すべきか。
・UNVの日本人は年間約100名。国際協力に関わりたい人。
・JICAの現職参加制度では、給与の補てん制度も整備されている。自分の居場所を作ってから
参加しないと、帰国・復帰した後に職場になじめないという話も。
<社会的基礎力>
・テーマを掲げながら、全国大会まで実施。
・「アクションラーニングサービス」「プロジェクトベースドラーニング」とギャップイヤーの違いは
“参加者が親元を離れた状況であるかどうか“
・他の人と比べて自分で自分のことを説明できる、周囲との関係性を構築できる人物
・根拠を持って表現できる自信がある人物
・新人への期待(自分で考えて主体的に動く)→注目社員はJICA協力隊出身だった
<目標の設置>
・ギャップイヤーへの認知は進んできている。ギャップの先にある目的は。
・就職(キャリア)との関連性は?
<発展について>
・ギャップイヤーという制度をどう伸ばすか。それにはやはり評価が必要。
・企業がどうとらえるのか。
・新卒一斉採用の雇用慣習:より多くの若者を社会へ出すという長所もあるが、短所も
・留学等の経験のある若者を特異なものと見ない採用方法。公式に認知させる必要。
・通年採用(日・外)に切り替えようとしている企業も
・2010年新卒採用数(人気企業100社合計)2万人/新卒者数は45万人
・大学の中では本来何を求めているのか(キャリアセンターなど)
<GPの今後について>
1
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情報交換(団体・セクター)
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共通ツール・研究会
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3
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提言(実現への効果的な活動。提出先は?)
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認定、定義
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広報
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連携・プログラム作り
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・3:提出先について
・経済産業省:産業人材推進室(フロンティア人材等も)
・文部科学省:窓口はいくつかあるのではないか。
・厚生労働省:キャリア教育には予算が(卒業後の未就業者、サポートステーション等)
・外務省:連携研究会“NGO研究会”
・将来的にはギャップイヤー世界大会の実施を!(インド:ドロップイヤーの例など)
・ギャップイヤーが盛んな国と日本の差を研究。行間を丁寧に埋め、意義の理解・普及を推進する(イギリス:エディンバラ大学の例など)
・イシューを決めて、深めるシリーズ。レジュメ形式。参加者は広く呼び掛ける。(例:大学における課題、などトピックを設定)
・結論を出すべきかどうか→GP研究会の参加者が、それぞれ腑に落ちるものを共有できればよいのではないか。
・経団連からも参加者を募るのもよいのではないか。
・まずは、フォーラム登壇者を中心に研究会を定期開催。
<次回日程>
2012年09月27日(木)18:30-第二回担い手会議 19:00-GP研究会①
2012年10月25日(木)18:30-第三回担い手会議 19:00-GP研究会②
2012年11月29日(木)18:30-第四回担い手会議 19:00-GP研究会③
2012年12月20日(木)18:30-第五回担い手会議 19:00-GP研究会④